年金担保融資の審査は厳しい?年金でお金を借りる方法・返す方法は?

年金担保融資制度は、年金を担保にお金を貸すことが唯一認められている仕組みです。

審査も行われてますので、ここで正確な情報について確認しておくことをおすすめします。

年金担保融資制度は、独立行政法人 福祉医療機構が提供している融資制度です。

年金を担保にしていますが、年金の担保が法律で認められているのは、年金担保融資制度以外にはありません。

この制度の仕組みがしっかりできるように情報をまとめてますので、ぜひ、参考にしてみてください。

年金担保融資制度に申し込める方について

この融資制度に申し込むためには、年金証書についての条件と、制度が指定する利用できない場合に該当していないことが前提となります。

また、すでに年金の支給を受けている方が審査の対象です。

年金証書の種類について

次の年金の証書がある方は、年金担保融資の審査が受けられます。

・厚生年金保険の年金証書

・国民年金

・厚生年金保険の年金証書

・船員保険の年金証書

・労働者災害補償保険の年金証書

厚生年金については、厚生年金基金、あるいは、企業年金連合会から年金が支払われている場合は申込みができません。

船員保険は、船員保険の傷害・遺族年金の場合に融資の対象外となることがあります。

また、共済年金や恩給については、融資制度の対象とはなっていません。

年金担保融資の審査が受けられないケース

年金担保融資の制度が利用できない方は、生活保護受給されている方です。

また、過去に年金担保融資を利用している途中で生活保護を受給した場合は、生活保護が廃止されてから5年経過するまでは、融資の対象から外れます。

また、融資されたお金をギャンブルや公序良俗に反する目的に利用すると判断されると、審査に通りません。

さらに、反社会勢力に該当する人やその関係者の方も融資を受けることはできません。

連帯保証人について

年金担保融資は、原則、連帯保証人が必要になります。

本人だけでなく、連帯保証人に対しても審査基準があります。

もし、どうしても連帯保証人が用意できないときは、信用保証機関の保証制度が利用できることがありますが、保証料が必要になる点に注意するようにしてください。

次に、年金担保融資を利用する際の注意点についてまとめてあります。

年金担保融資を利用する上での注意点

年金の受取額が少なくなる

年金担保融資制度で借入れしたお金の返済が完了するまでは、返済額の分だけ年金の受取額が少なくなります。

借入れしすぎてしまうと、家計のやり繰りに支障をきたすことがありますので、無理のある借入れはしないようにしてください。

追加融資は受けられません!

カードローンとは異なり、融資を受けている間は、追加融資の申込みはできない仕組みです。返済中にお金が必要になったときのことも計画に入れ、余裕をもった返済計画を考える必要があります。

年金担保融資制度がなくなります

この制度は、平成34年3月末の時点で、新規の申込み受け付けが終了します。

制度の終了後は、生活福祉資金貸付制度などを利用して融資を受けることになります。

保険や税金の支払いが発生することがあります

介護保険料や国民健康保険、住民税などを年金から差し引いて納付していた方は、返済中は、控除されずに年金が振り込まれるようになります。

保険や税金の支払いは、別途、納付書が送付され、それによって納税する形に変わります。

違法な詐欺業者に注意しましょう!

年金を担保にしてお金を貸すことができるのは、日本では、独立行政法人 福祉医療機構だけです。

この法人以外のところから年金を担保にお金を貸すと言われても、絶対に受け取ってはいけません。

最後に、年金担保融資制度の申込みからお金が振り込まれるまでの流れについて紹介します。

年金担保融資でお金を受け取るまでの流れ

年金担保融資制度に申し込んだときの、現金受取までの流れは次のようになります。

1.年金担保融資に必要な書類の用意

必要書類は、次のとおりです。

・年金証書

・年金支給額を証明できる書類

・実印と3カ月以内に発行した印鑑証明書

・顔写真付きの本人確認書類

・お金の使いみちが分かる資料(請求書や見積書など)

2.融資の申込み

年金担保融資の申込みは、年金を受け取っている金融機関の窓口で受け付けられてます。

申込書が用意されてますので、それに記入して必要書類を提出して申込みが完了します。

ただし、ゆうちょ銀行と農協、労働金庫などは、年金担保融資の取り扱いをしてません。

融資を受けるためには、年金の受取口座の変更の手続きが必要になります。

3.融資の審査手続き

融資が可能かどうかの審査手続きが行われます。融資が決定するまでに4週間程度の期間を要します。

4.融資資金の振り込み

審査完了後、融資資金が申込者の金融機関の口座に振り込まれます。

まとめ

年金担保融資制度は、間もなく終了する予定となってます。

申込みから融資決定までに1か月近くの期間を要するので、融資を希望する方は、早めの検討と申込みが必要になります。

金融機関の窓口でも制度の説明が受けられますので、しっかりと理解した上で利用するようにしましょう。